Kotlin Fest 2019 に参加してきました

はじめに

Kotlin Fest 2019 に行ってきました。 自分が聞いたセッションはサーバーサイドやフロントエンドのKotlinネタが多く、KotlinがAndroid以外のPlatformでも使われてきているなと感じました。
本記事では自分が聴講したいくつかのセッションについてまとめたので簡単に紹介します!

Kotlin Festとは

Kotlin Festは日本Kotlinユーザーグループが主催しています。 「Kotlinを愛でる」をビジョンに、Kotlinに関する知見の共有と、Kotlinファンの交流の場を提供する技術カンファレンスです。
Android、Backend、FrontendでKotlinが使われることもあり、幅広い領域のエンジニアの方々が参加されています。 f:id:y-zumi:20190824182315p:plain

Kotlin コルーチンを理解しよう 2019 八木俊広

最初のセッションはKotlin1.1から登場したコルーチンについての説明でした。 セッションの中では、コルーチンの概要から、テスト手法、利用時の考え方まで広範囲をカバーしていました。 また、コルーチンの実行スレッドに関する説明も図を交えており、とてもわかりやすかったです。

  • コルーチンの良いところ
    • スレッドより軽量でスレッド内に複数のコルーチンを実行することができる
  • 並行処理をしたいときは分岐と合流の範囲を構造化し、処理とエラーの範囲を決める
    • 親スコープで並行処理を行った場合、エラーが発生すると親スコープ全体でのエラーとなりアプリケーションがクラッシュする
    • 親スコープ内に子スコープを作ることで、エラーの影響が子スコープ内にとどまりエラーハンドリングができるようになる

今からはじめる Android Kotlin あんざいゆき

このセッションは初級者向けに、ツールや開発のTipsなどを話されていました。 初心者向けということで、とても丁寧でわかりやすいセッションでした。 今から新規でAndrodアプリを作る方は積極的にKotlinを使っていきましょう 💪

サーバサイドKotlinでGraphQLをやってみよう 磯貝佳典

GraphQLの基本的なスキーマの説明から、Kotlinでの具体的な実装、デモまでテンポよく説明されていたのでとても聞きやすいセッションでした!
会場ではServerside Kotlinを使用した経験のある人は半数程度いましたが、Kotlin+GrapghQLを使用した経験のある人は数名しかいませんでした。

まとめ

今回はKotlin Fest 2019に参加してきました。大学のときはAndroidでKotlinを触っていたのですが、数年経つとAndroid以外にもBackendやFrontendで使われていることが印象的でした。
カンファレンスの進行はスムーズでゆとりのあるスケジュールだったので、気ままに色々なセッションを見ることができたので良かったです。

次回があれば、LT枠などで参加できればと思います!